プロフィール 阿藤 果林 Karin Ato 【violin】
米国 アナーバー生まれ。3歳よりスズキ・メソッドでヴァイオリンを始め、日本帰国後 久保陽子、故小国英樹の両氏に師事する。東京音楽大学付属高校を卒業後、ジュリアード音楽院に入学、故ドロシー・ディレイ氏及び川崎雅夫氏に師事する。しかし兼ねてから深く関心を抱いていたフランス文化 フランス音楽への思いが募り、渡仏を決心する。リヨン国立音楽院に入学しジョン・エストーネ氏、森悠子氏に師事する。同音楽院をバイオリン、室内楽共に首席で卒業後、パリ国立高等音楽院第3課程(大学院)に進みジェラール・プレ氏のもとで研鑽を積む。
2000年フランス国立放送交響楽団に入団。2003年にパリオペラ座管弦楽団のコンサートマスターに就任し、そのソロの音色の美しさ及び洗練されたテクニックで同座のオペラ及びバレエ公演を支えている。2015年にはパリ オペラ座バレエ団とのコラボレーションでツアーに参加し、オーケストラピットの中だけでなく舞台上でもソリストとして活躍。 またオペラバスチーユ、ガルニエ宮での室内楽演奏会に定期出演している。 オペラ座での活動に加え、ランス音楽祭、ヴェゼール音楽祭、オペラ・カットリューなどに招待されデュオ、カルテットなどで好評を博す。 またニーム音楽祭におけるバッハのコンチェルトなどの指揮ソロ、フランス放送交響楽団の客演コンサートマスターを務めるなど高い評価を得る。
全日本学生音楽コンクール高校の部1位など数々の入賞を経て、1999年エルネスト・ショーソン国際コンクール優勝合わせてスペディダム賞を受賞する。2000年、ニコロ・パガニーニ国際コンクールで3位を受賞する。
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